パリ展の報告
 
パリの Centre d'animation Maurice Ravel (モーリス・ラベル アニメーションセンター)で開催しましたマンダラ展の初日から2週間のご報告をさせていただきます。

《12月4日(火)オープニング》18時半〜
パリ在住の友人・知人を中心に50名近い参加をいただきました。会場に立ち寄った若い方々も興味深くマンダラを見、布の大マンダラにメッセージを書いて下さいました。

《12月5日(水)〜7日(金)》
地元の方がセンターにやってくる午後、布マンダラへのメッセージ記入を実施。

《12月8日(土)、9日(日)ワークショップ》14〜17時
初日、フランス人のルネさん(女性)がお手伝いに来てくださいました。他の参加者はいなかったのですが、お陰さまで、ワークショップのプログラムを実際に試してみることができました。
翌日、フランス人のお母さんと息子さんが来て下さいました。息子さんは同センターで柔道を習っているそうです。送り迎えに来たお母さん共々マンダラが大変気に入ったとのこと。3時間の間、ポジティブな言葉を紙に書き出しながら、熱心にマンダラを描いて下さいました。パリ在住のひろ子さんと息子さんも参加。お手伝いに、パリ在27年の百恵さんが来場。

《12月10日(月)》
午後、布の大マンダラへの記入。

――11日〜13日、会場の展示はそのままに、チラシとマンダラの説明を置いておく。
(モン・サン・ミッシェル、ブルターニュ行のため不在)――

《12月14日(金)》
会場に置いたチラシが大分減り、ノートにはメッセージが書かれていました。メッセージもそうですが、声を掛けて下さる方は、異口同音に「実に実に、素晴らしい!!」と言って下さいました。

《12月15日(土)、16日(日)ワークショップ》14〜17時
15日は、近くに住む男性が見えて、しばらくの間マンダラに挑戦していかれました。
その後、シャンタルさん、リディさん、ルネさんとそのお友だちが参加して下さいました。
16日は、年配の女性が見え、その後エリザベスさん、台湾出身のリウさん母子、伊藤啓子さんのタイ出身のお友だちとそのご家族が参加してくださいました。
16日に再びお手伝いに来て下さった百恵さんによると、“一週間前に比べて、ひとつひとつのマンダラのエネルギーが強くなっている。この場もとてもキレイになってきている”とのことでした。
実際、立ち止まってマンダラを見ていく方々が増え、マンダラ作品を売ってもらえないかと尋ねる方もいました。布マンダラの記入も日に日に気軽に参加してくれるようになりました。

なお、会場のモーリス・ラヴェル・センターはパリ12区にある、パリ市の運営によるコミュニティセンターのような総合文化施設です。中には研修室、運動室、ギャラリー、劇場等もあり、また宿泊施設も併設しているため、学校の先生や若者を中心に毎日多くの方が訪れます。また、すでに伊藤啓子さんからご説明があったと思いますが、今回の展示は、伊藤さんの友人のシャンタル・マリーさんのご尽力によって実現したものです。

私たちがパリに到着してから一週間は、時々晴れ、しばしば雨が降る不安定なお天気でしたが、11日以降晴天が続き、予定されていた交通ストも回避される等、感謝の連続でした。また、以前小学校でマンダラ作品を展示して下さったヴォアザン英子さんが、それらのマンダラをブルゴーニュから今回の会場宛に送って下さいました。しかし、作品展の2日前になって確認をしたら、郵送中に行方不明になっていたことが判明。郵便局の女性が一日荷物の行方を追って、開催前日に届いたという危機一髪もありました。

皆さまのマンダラが、フランスはパリの地で素晴らしいエネルギーを放っています。すべてを良い方向へ、と、進化を促していることを確信します。
ありがとうございます。

記:平山綾子